足立憲法学習会は、在日ロシア大使館を通じて以下の抗議文を送りました。
ロシアのウクライナへの侵略行為に強く抗議する
ロシアがウクライナに軍事侵攻し、複数の都市への攻撃で子どもを含む市民も含む多数の死傷者が生じています。ウクライナの子どもたちが防空壕のなかで「戦争は嫌だ」「死ぬのか嫌だ」と泣いている姿は私たちの胸を痛めます。
ウクライナの独立と主権を脅かしています。プーチン大統領は世界最大の核保有国だと強調して核兵器の威嚇を行い、また核戦力「特別態勢命令」を命じました。ロシアの侵略行為は国連憲章と核兵器禁止条約などの国際法を踏みにじる無法行為です。
世界各地の市民が、ウクライナでもロシアでも連日、「ロシアでも今すぐ戦争をやめて」の抗議の声が上げています。日本でも連日、市民が抗議の声を挙げています。国連安保理は、国連総会の緊急特別会合を要請する決議を賛成多数で可決し、緊急特別会合がはじまり、ロシア非難決議をめざしています。日本の衆議院は3月1日の本会議で、ロシア軍によるウクライナ侵略非難決議を採択しました。市民の声が世界と日本の現実政治を動かしています。
私たちは、日本政府は国際社会とも歩調を合わせつつ、武力によらない紛争解決を宣言する憲法にもそった最大限の対抗措置をロシアにとることを求めます。
私たちは、ロシアのプーチン政権に対して、被害者のウクライナ市民とロシア国内の市民、そして世界の市民の声をきき、軍事行動をただちに中止して、ウクライナから撤退するよう強く求めます。
2022年3月1日
足立憲法学習会実行委員会